ふたりしずか (二人静) 

学名  Chloranthus serratus
日本名  フタリシズカ
科名(日本名)  センリョウ科
  日本語別名  サオトメバナ、ツギネグサ
漢名  及己(キュウキ,jíjĭ)
科名(漢名)  金粟蘭(キンゾクラン,jīnsùlán)科
  漢語別名  四葉對(シヨウタイ,siyedui)・對葉四塊瓦・四皮風・四角金、獐耳細辛、
英名  
2006/05/20野川公園自然観察園
 白く湾曲しているのは合着した雄蕊の花糸。

2022/05/20 八王子市 
2006/06/22 薬用植物園
 チャラン属 Chloranthus(金粟蘭 jīnsùlán 屬)については、チャラン属を見よ。
 和名は、静御前が二人の幽霊となってあい舞ったといわれる、そのようすに擬えて。『吾妻鏡』静の舞を参照。 
 漢名及己(キュウキ,jíjĭ)の名義は未詳。獐耳細辛は、葉の形が獐の耳に似て、根は細辛に似ることから(李時珍『本草綱目』)
 漢名及己(キュウキ,jíjĭ)について:
 『本草和名』『倭名類聚抄』『本草綱目啓蒙』などに、「及已 音、以」とあり、日本では江戸時代まで二字目を已とし、キュウイと読んだことが分る。
 (防己を防已としたことと並行する。)
 岩崎灌園『本草圖譜』(1828)に、「王孫 をにのまゆはき」としてフタリシズカの図を載せる。なお、王孫はツクバネソウであり、オニノマユハキはヒレアザミの別名でもある。
 『本草和名』に、「和名都岐祢久佐、一名於宇」と。『倭名類聚抄』に、「和名豆木禰久佐」と。
 北海道・本州・四国・九州・朝鮮・臺灣・華東・兩湖・兩廣・四川に分布。
 中国では、根・全草を薬用にする。『全國中草藥匯編 上』pp.126-127

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